介護福祉士国家試験の試験料が値上げへ

厚生労働省が、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士の各資格試験の受験料を今年度から値上げする、と発表しました。
気になる金額は、
- 社会福祉士が受験料7540円から倍増の1万5440円
- 介護福祉士1万3140円から2160円増の1万5300円
- 精神保健福祉士は1万5400円から1210円増の1万7610円
とのこと。
処遇改善が叫ばれ、しかも上位資格の取得が奨励されるという方針の中で、逆行するような今回の決定ではありますが、そもそも現状が受験料の余剰積立金を取り崩しながらの値下げされた値段だったようで、積立金を使い切ったので値上げ、という話のようです。
人材不足を心配する声も上がったようですが、介護福祉士の資格がなくても初任者研修修了であれば現場では働けるので、厚労省の担当者は「人材不足には直結しない」との見解を出しています。
確かに、介護福祉士の受験料が2000円上がったから介護で働くのをやーめた!という人はさすがにいないでしょうし、短期的には人材不足には直結しないとは思います。
とはいえ、多くの人が経済的にダメージを受けるのは事実。
うちの会社では、資格の受験料については合格した場合全額会社で負担していますが、そういった形で企業側がサポートしていくことが今後より不可欠になっていくでしょう。